所要あり、昨日朝一番にお訪ねくださったお客様。
コロナ禍で大変な中ありがとうございます。
双方マスク完備ですがお心遣いも含め感謝しかありません。
しかしお茶をお出しする間もなく疾風の如く次に行かれてしまいお客様用にご用意していたもなかが余まりました。
そんな訳で出石の茶碗にてお薄を自服。
出石焼の白いお茶碗はこの薫風の季節にふさわしい気がして平茶碗とあわせ出します。
白が涼しげでいいのです。
出石焼の主材料の出石陶石は焼成後の素地白色度が高い良質の陶石でトスダイト、石英、絹雲母カオリナイトを用い「白過ぎる白色」になるのが出石原石だそうです。陶磁器中の陶磁器と呼ばれてるとか。
でも出石とひと言で表すと蕎麦の方が有名なのかも?
出石蕎麦といえば個人的に好きでたまーにお昼足を運ぶ京都御所西の「竹邑庵太郎敦盛」の追っかけ皿そばは出石風の皿そばで出されます。
京都でも異色の存在感を放つ蕎麦屋さん。一度ご賞味あれ。
ところで言葉って難しい…「今日は出石」で一服と僕が言葉を発するとしても今日は出石でが【今日は伊豆市で】に聴こえてしまうのだ。
とある会話…Q「豊岡ってどこだろう?」A「出石の近く」
Q「伊豆市って静岡の?」A「ん?豊岡の出石…出石蕎麦で有名な出石、舞鶴の横らへんの」
Q「日本海側、兵庫県ね。」
そんなやりとりがありました。
同じように「今日はお茶買いに行かはりました」が【今日はお茶会に行かはりました】とも取れる。
「車で待っててください」も【来るまで待っててください】
とも聴こえます。
「ここではきものをお脱ぎください」という温泉入り口の看板、ここで履き物をお脱ぎくださいの立て看板ではあるものの
【ここでは着物をお脱ぎ下さい】と着物に携わる人間には読めてしまうというオチもついて。
ところで振り仮名つけると出石は「いずし」伊豆市は「いづし」で良いのかな??
ご存じの方ご教示のほどを。
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